Hikakin×小池都知事:時代の変わり目を見た話
ヒカキン×小池都知事の対談動画が、
HikakinTVチャンネルにアップロードされました。
最近何かと「時代の変わり目だ」なんて言っていますが、本当の意味で時代の変わり目を見たような気がして胸があつくなりました。
その勢いのまま、とりあえず思ったことを文章を書きます。
当たり前ですが、小池都知事は東京都知事選挙によって、もっとも多くの票を集めたから知事として選ばれています。
身もふたもないことを言えば、選挙で選ばれる→誰よりも人気である必要があると言うことができます。
さらに、都知事というポストに与えられる権力も持ち備えています。
僕は政治にも選挙にもまるで詳しくないので、この程度しか書けませんが、ここから小池都知事は人気+権力という物凄いパワーを持った人物ということが分かります。
その小池都知事がyoutuberである、ヒカキンと対談をしたということ、
それは今回のコロナ対策においては、「自分のパワーよりヒカキンの持つパワー(影響力)が上である」と、認めたと読み取ることができます。
若者の感染拡大を食い止めるためには、若者に対しての影響力が必要といった背景がある中で、条件的にではありますが、YouTuberが都知事を上回ったのです。
これって凄いことだと思いませんか?
今、国民は政治家がどんなことをしても必ず批判します。
政治家たちは国民の攻撃対象となってしまっています。
そんな中、まだまだ正式な職業として認知されているかどうか怪しいyoutuberを利用することに小池都知事の本気さを感じます。
なぜかというと、この動画には自粛を促すこと、以外にも大きな狙いがあるからです。
それは、政治家と国民の隔たりを解消することです。
この狙いはテレビの人気タレントでなく、youtubeでないと成立しません。
テレビのタレントは芸能人と呼ばれ、一般人とは区別されます。
しかし、youtubeは参入がどんどん手軽となり、いまや誰でも動画を発信できる時代です。
つまり、youtuberはあくまで一般人というのが世間の感覚になりつつあります。
ヒカキンは間違いなく国民(一般人)の代表にふさわしい人物です。
そんな国民の代表と政治家の代表が、youtubeという国民代表のホームで情報を発散をするということは、国民と政治家の間でできてしまった大きな隔たりを乗り越える意味があります。
僕はそこに小池都知事の本気さを感じました。
あの動画をちゃんと見た後に小池都知事を非難する気持ちになるでしょうか?
少なくとも僕はなりませんでした。
youtuberが時代を変えた瞬間を見たような気がしています。
長かったテレビ時代が終わったように思えます。
国民を動かすという役割が、政治家からインフルエンサーへと引き継がれたように思えます。
政治家のやる事に一つ一つ文句を言いながらも従っていた時代が終わり、自分が好きなyoutuberの言う事に従う時代になったのです。
最後におまけでもう一つこの動画の優れているところを挙げます。
それはテレワークを実践しているところです。
「テレワークを推奨なんて、簡単に言うけど、そんなんで仕事が出来るわけない」と思う人も多いと思います。
しかし、テレビ電話であそこまでスムーズに会話されてしまった以上は、仕組みさえそれえばテレワークでも快適に過ごせそうだなと思わせることができます。
もちろん、仕事のやりやすさはそれだけではありませんが、理にかなった素晴らしい情報発信方法だと思います。